自分の肝臓の状態を知ろう!

原因を断つことが最優先

肝機能の低下には、肝臓が炎症を起こしてしまう肝炎や、脂肪が溜まってしまった脂肪肝、肝臓が硬くなり機能が低下する肝硬変など様々な原因があります。

そのどれもが自覚症状として現れにくく、セルフチェックだけではなかなか気づけないもの。最近疲れやすい、だるい、といった症状に悩んでいる方はもちろん、健康診断でALTやγ-GTP等の数値が高かった方、肝機能異常が指摘された方は早めに専門医を受診し、自分の肝臓の状態を知ることが大切です。

生活習慣を改善しよう

肝臓の病気といえばC型肝炎のようなウイルス性肝炎や、アルコールの多量摂取が原因、というイメージが強いですが、最近では人間ドック健診で脂肪肝が約30~40%の受診者にみられると報告されているようです。

参照:肝炎情報センター

肝臓は摂取した栄養素を脂肪として肝細胞の中に貯蓄しますが、この量が多くなってしまい、肝臓が脂肪でパンパンになってしまった状態をいいます。

増えている非アルコール性脂肪肝

脂肪肝は、大きくアルコール性(飲酒によるもの)と非アルコール性に分類することが可能ですが、このうち、非アルコール性脂肪肝になってしまう人が増えているといわれています。

脂肪肝となってしまう原因には、以下のものが考えられます。

・大量の飲酒
・肥満
・毒素(煙草など)
・特定の薬剤
・遺伝性の代謝疾患
・代謝異常

参照:MSDマニュアル家庭版

大量の飲酒等を避けるのはもちろんですが、生活習慣そのものを見直すことも大切です。