肝機能を低下させないために

肝臓といえば、お酒の飲み過ぎでダメージを受ける、という印象が強いもの。ですが、それ以外にも肝臓に負担をかける原因は存在しています。もし以下の習慣を日常的に続けている場合は、見直しをおすすめします。

飲酒
節度ある飲酒量は、欧米人を対象とした研究で、男性については1日あたり缶ビール1本、女性ではその半分が最も脂肪率が低いとされているようです。意外と少ないんですね。お酒を日常的に飲んでいる方は、適正量内に収めるように注意しましょう。

参照:厚生労働省

但し、少量で顔が赤くなってしまうようなアルコール代謝能力の低い人は、通常の代謝能力を持つ人よりも適正量は低くなるようです。

肥満
中性脂肪が高くなりがちな内臓脂肪型肥満の方は肝脂肪になりやすく、注意が必要です。適切な運動と、バランスの良い食事を心がけましょう。

喫煙
煙草に含まれるニコチンやタールといった有害物質を無毒化しているのも肝臓です。また、煙草を吸うことで大量のビタミンCも損なわれます。アルコール同様、肝臓を酷使することになります。

酸化
肝臓は活性酸素の影響を受けやすい臓器です。活性酸素等による酸化ストレスは、様々な肝臓病の原因となってしまいます。

参照:日本消化器病学会雑誌第103巻第1号

肝臓は活性酸素の影響を受けやすい臓器です。活性酸素等による酸化ストレスは、様々な肝臓病の原因となってしまいます。

活性酸素は、飲酒や喫煙、激しい運動やストレスで増えてしまいます。禁酒、禁煙や適度な運動を心がけ、抗酸化作用のある食べ物、飲み物を積極的に摂取するようにしましょう。